MINKABUの配当情報で選別した銘柄の今期決算情報を確認します。今期の決算予想が悪い銘柄や業績が悪化傾向の銘柄を選別します。
決算情報で企業業績を確認
配当情報でも増配傾向、1株当たりの純利益、株価の動向などで企業業績を想定できますが、ここで実績と企業発表の決算予想を確認します。
銘柄トップページの上部に並んでいる項目の”決算”をクリックすると、決算情報に関する指標やグラフが確認できます。
左から6番目のアイコンです。
MINKABU決算ページ1 四半期ごと業績・決算情報
最初に出てくるのがこの画面、過去2年分と当期確定分の業績、そして当期の業績予想です。
売上高と純利益
売上や利益は、年間を通して平準な業種・業界や時期によるばらつきが大きい業種・業界などさまざまですが、四半期ごとのデータが表されているのでわかりやすいです。
正しい方法かどうかわかりませんが、私がまず確認するのは①の売上高と純利益です。
一般的に売上を維持・増加させないと、株主還元(配当金・株主優待)の原資である純利益は維持・増加できません。
そして、純利益は株主還元(配当金・株主優待)に直結します。
経常利益 計画進捗率
上に「売上や利益は、年間を通して平準な業種・業界や時期によるばらつきが大きい業種・業界などさまざま」と書きましたが②にその企業の前期、前々期の結果が表されているので当期の進捗の良否が判断できます。
総合評価
グラフの下には、売上高・経常利益・最終利益(≒純利益)の総合的な評価を天気マークで表されています。
これは一目で今期の業績見込みが確認できます。
さらにその下にはサマリー(まとめ)と実績データの表が記載されていますが、グラフで傾向はわかるので基本見ていません。
MINKABU決算ページ2 業績・決算情報(年度ごと)
ここには過去4年間の業績結果と当期予測が記載されています。
売上高と純利益
「四半期ごと業績・決算情報」と同様の理由で、売上高と純利益の傾向を確認します。
あとは、売上高と純利益の整合性を見ます。難しい話ではなく、
- 売上高は維持しているのに、利益が落ち込んでいるとか
- 売上高は漸増しているのに、利益は乱高下しているとか
など、違和感の有る、無しです。
すぐ下にサマリー(まとめ)や決算情報の表がありますが、判断に迷うような銘柄のみ確認しています。
財務情報(自己資本比率)
正直、財務情報については不勉強なため良く理解できていませんが、総資産の変化と自己資本比率の変化を確認します。
総資産・自己資本比率共に減少傾向であったり、乱高下している銘柄には注意が必要です。私としては大きな動きを見たいので、ホントは表ではなくグラフの方がありがたいんですが。
自己資本比率は、総資産に占める自己資本の割合で高いほど優良と言えますが、負債という他人の資本(いわゆる借り入れ)により事業を拡大する事もあるので、一定程度の負債は問題ありません。
情報としては少し古いですが、こちらのサイトには、「大まかな目安で、自己資本比率30%以上で安定企業・50%以上で優良企業・70%以上で超優良企業」と記載されていました。
同サイトには、「健全な自己資本比率の目安は、業種あるいは会社の規模によって大きく異なるため、注意が必要です。」とも書かれています。
下のグラフは、2022年における業種別の平均自己資本比率データをグラフ化したものです。
オレンジの線は全業種平均で53.9%です。棒グラフの平均になっていないのは自己資本比率の大きな業種の規模が大きいからと考えられます。
収益性(ROAとROE)
企業がどれだけ効率的に利益をあげているか判断する指標です。なんか似てるしムズイですよね💦
ROA(総資産利益率)は、総資産に対する、1年間の純利益の割合
ROE(自己資本利益率)は、自己資本に対する、1年間の純利益の割合
どちらも1年間の純利益の割合ですが、分母が異なります。
・ROAは、負債(他人資本≒借金)と自己資本の合計に対する、
・ROEは、自己資本のみに対する、
利益の割合(%)です。
どちらも高いほど優良ですが、MINKABUでは一般的な目安を記載してくれています。
- ROA:5%越えで優良企業
- ROE:10~20%程度で優良企業
また、負債が小さいほどROAとROEの差が少なくなります。これは至極当然で究極、負債(借入金)が無ければ、総資産=自己資本となり、ROA=ROEとなります。
キャッシュフロー(CF)
最後に載っているのがキャッシュフロー(CF)です。こちらについては全く知識が無く、今後の課題です。
次回、日本高配当株 指数(指標)分析による購入銘柄の決定4(MINKABU「その他」情報編)
MINKABU銘柄情報には、株価予想、チャートなどの情報も見やすく載っています。
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