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日本の全上場株式から購入する高配当株式銘柄候補を選定

まず、おおよそ3820銘柄ある日本の上場株式から、実際に購入する高配当株の候補を絞り込む必要がありました。

目次

自己流の日本高配当株 銘柄の絞り込み

私がどのように銘柄選定していったのか綴っていきますが、最も効率的な方法ではないし、長年高配当株式投資をやっている方から見るととても稚拙だと思います。

これから高配当株投資をやられる方は、より効率的な方法も模索されることをお勧めします。

ただ、非効率だったとしても自分で一から考えて作り上げたことはとても良かったと思っています。そしてこの不完全なMyポートフォリオに愛着すら感じています。

閑話休題。

日本の上場株式は、約3820銘柄

この図のようにおおよそ3820社あります(一般投資家に売買できない80社ほどのTOKYO PRO Market銘柄は除外。

※ TOKYO PRO Market銘柄は除外

”おおよそ”というのは、新規上場する企業や上場廃止する企業があり随時変化するためです。例として2023年10月22日の週の新規上場、上場廃止マーケットカレンダーを示します(出展:MINKABU)。

出展:MINKABU

このように銘柄の入れ替えは頻繁に起こっています。

ちなみに米国の上場株式数は約6000社と日本の1.6倍。株式時価総額は日本の8倍。
日本の株式上場企業は米国と比較して小粒の企業が多いことが分かります。
そこで、日本(証券)取引所グループでは、世界から見て魅力的な株式市場となるよう株式上場基準を高くしたり、PBR(株価純資産倍率)の改善を上場企業に求めたりしています。

以下、具体的な選定方法です。

日本高配当株関連の日経3指数構成銘柄

日経が様々な株式指数を公表しているのは知識として持っていました。日本の高配当株に関する指数として3指数があることが分かりました。

  1. 日経平均高配当株50指数(50銘柄)
  2. 日経連続増配株指数(70銘柄)
  3. 日経累進高配当株指数(30銘柄)

それぞれ、簡単に解説します。詳細情報はURLリンクを貼っているのでそちらをご覧ください。

日経平均高配当株50指数(50銘柄) (公式サイト⇒)

日経平均構成225銘柄中、高配当利回り50銘柄から構成される配当利回りウエート方式の株価指数

日経平均株価は、東京証券取引所プライム市場の約1830社(2023年10月)から選出された225銘柄です。比較的安定した大型株で構成されています。

公式ホームページより:日経平均高配当株50指数 5年チャート(2023年10月23日)

現在の日経平均高配当株50指数株価は、2020年安値圏から2倍以上の伸びとなっています。

225銘柄は、東京証券取引所プライム市場の12.3%になります。この時点でかなり厳選されています。

プライム市場
多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資家との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場です。
>出展:日本取引所グループ「新規上場基本情報」

この225銘柄から、次の①~③の優先順位で高順位(予想配当利回りが高い順)の銘柄から50銘柄を選定しています。

  1. 予想配当利回りが 25 位以内の銘柄
  2. 現在採用銘柄で予想配当利回りが 100 位以内の銘柄
  3. 未採用銘柄

銘柄入れ替えは年に1回で、日経平均から除外される銘柄は臨時に除外されますが、原則、構成銘柄が45銘柄未満となるまではその都度補充されません。

現在の構成銘柄は、こちらよりご確認ください⇒構成銘柄:日経平均高配当株50指数

現在49銘柄となっています。

配当利回りに流動性(売買代金)を加味して構成銘柄の指数算出上のウエートを決定する

「従来の価格平均や時価総額加重平均とは異なる算出方法を採用したスマートベータ型のインデックス」となっています。なんのこっちゃですよね?

要は、いろ~んな指数や財務諸表、株価変動率などなど、銘柄個々の特定要素まで勘案した指数です。

より詳しい算出方法を知りたい方は、公式サイト情報をご覧ください。 「日経平均高配当株 50 指数」算出要領

日経連続増配株指数(70銘柄) (公式サイト⇒)

国内に上場する銘柄のうち連続増配を続ける銘柄から構成

対象は、国内証券取引所に上場する銘柄なのでおおよそ3820社が対象で、その中から原則として10年以上連続して増配する企業70銘柄を対象に算出されます。

公式ホームページより:日経連続増配株指数 5年チャート(2023年10月23日)

現在の日経連続増配株指数株価は、2020年安値圏から1.5倍弱の伸びとなっています。日経平均高配当株50指数株価が同期間2倍以上なので、その点では見劣りします。

連続増配とは、「年間の1株あたり配当金額」が増加し続けている銘柄のことです。当然株式分割などは考慮されます。

常に前年の配当を上回る配当を出し続けるのは、なかなかに大変だと思います。その分、配当利回り自体はあまり高くなく、中短期目線の私に魅力的な銘柄は意外と少なかったです。

ただ、この指数の銘柄で、かつ高配当である銘柄は素晴らしい!

現在の構成銘柄は、こちらよりご確認ください⇒構成銘柄:日経連続増配株指数

しっかり70銘柄揃っています。

時価総額ウエート方式の株価指数

基本的に、”株価” × ”発行済み普通株式数” ≒ 時価総額が基準になっているので、時価総額の高い企業の影響が大きくなります。先ほども書きましたが、安定はしてるが配当利回りは高くはない印象。

今後検証していきます。てか、探せばどこかにあるんでしょうね💦。でも自分でやることで身になる気はします。

実際にはもっと複雑な手法で銘柄選定、ウエイト配分されています。

より詳しい算出方法を知りたい方は、公式サイト情報をご覧ください。 「日経連続増配株指数」算出要領

日経累進高配当株指数(30銘柄) (公式サイト⇒)

”しっかりインカム”って、愛称まで持ってる憎いやつです(笑)

指数概要には、「累進的な配当を続ける(減配せず、増配か配当維持を続ける)銘柄の中から、予想配当利回りの高い銘柄を選んだ時価総額ウエート方式の株価指数」とあり、正しく”今”の高配当を望む私にピッタリな指数ではないでしょうか?!

公式ホームページより:日経累進高配当株指数 5年チャート(2023年10月23日)

現在の日経累進高配当株指数株価は、日経平均高配当株50指数同様に2020年安値圏から2倍以上の伸びとなっています。

現在の構成銘柄は、こちらよりご確認ください⇒構成銘柄:日経累進高配当株指数

時価総額

基準日時点での時価総額が500億円以上とされています。プライム市場上場基準が100億円なのでそれより高い基準となります。
2023年10月28日現在、時価総額500億円以上の銘柄は1135銘柄あります。

時価総額500億円以上がどの程度の企業なのか?
わかりやすいところでは、ビックカメラも傘下に持つ家電量販店のコジマが508億円と基準内。

一方、ジュエリーブランド4℃ホールディングスは460億円、ポテトチップス老舗の湖池屋437億円と基準以下になります。

意外と高い時価総額基準となっており、業績悪化は考えられても、いきなりの企業倒産は想定できない銘柄になります。

累進配当

10年以上連続して、累進配当(減配せず、増配か配当維持を続ける)銘柄です。

日経連続増配株指数との違いは、増配していない年があるということで、減配をしていないという意味では同様です。連続増配に比べハードルが低い分、配当利回りは高いです。

予想配当利回りの高い銘柄を選定

予想配当利回りの高い銘柄を選んだ時価総額ウエート方式の株価指数

上記、時価総額基準と累進配当基準を満たした銘柄の中から、予想配当利回りの高い銘柄を選定されています。

時価総額ウエート方式の株価指数

ざっくり規模の大きな銘柄の割合が大きくなるということです。

こちらも実際にはもっと複雑な手法で銘柄選定、ウエイト配分されています。

より詳しい算出方法を知りたい方は、公式サイト情報をご覧ください。 「日経連続増配株指数」算出要領

重複を除くと136銘柄

日経平均高配当株50指数(現在49銘柄)、日経連続増配株指数(70銘柄)、日経累進高配当株指数(30銘柄)で単純合計では149銘柄になりますが、当然重複する銘柄もあり整理すると136銘柄になりました(当時)。

重複銘柄は2つの高配当指数に適合した優良銘柄とも言えます。私の選定当時、3指数ともに重複する銘柄はありませんでした。そして、重複13銘柄は全て日経累進高配当株指数に含めれていました。

日経平均高配当株50指数と日経累進高配当株指数の共通銘柄

11銘柄ありました。

東ソー(4042)、UBE(4208)、武田(4502)、ENEOS(5020)、三菱UFJ(8306)、三井住友トラ(8309)、三井住友FG(8316)、ふくおかFG(8354)、みずほFG(8411)、SOMPO(8630)、MS&AD(8725)

日経連続増配株指数と日経累進高配当株指数の共通銘柄

2銘柄。山口FG(8418)、三菱HCC(8593)

MINKABU 配当利回りランキング上位銘柄

前出、日経3指数構成銘柄は配当利回りの他、さまざまな指数を考慮して選出されているため、配当利回り的には少々物足りない銘柄も多数含まれています。

MINKABU配当利回りランキング上位銘柄のように、今現在高配当である銘柄は、中短期目線の私には非常に魅力的です。
ただ、単純に高配当である銘柄は注意銘柄であることも多く、次のプロセスで注意深く分析する必要があります。

MINKABU配当利回りランキングページ https://minkabu.jp/financial_item_ranking/dividend_yield

X(旧Twitter)情報

高配当株インフルエンサーさんのおすすめ

高配当株に特化されたインフルエンサーさんの発信内容、分析力、開示している見やすさは素晴らしいです。そのインフルエンサーさんたちの公開しているポートフォリオ銘柄やおすすめ銘柄を集めました。

公開されている高配当株ポートフォリオで良く見かける銘柄

X(旧twitter)で単元未満株を含む日本株の購入銘柄を銘柄名や円グラフで開示されている方も多いです。自分も弱小ながら開示しています。

Xを回遊しながらよく出てくる銘柄を集めていきました。

180銘柄程度に絞り込み

この過程で約3820銘柄の日本の上場株式の中から、180銘柄、全体の5%程度にまで絞り込みました。

  1. 日本高配当株関連の日経3指数構成銘柄
  2. MINKABU 配当利回りランキング上位銘柄
  3. X(旧Twitter)情報

次回、日本高配当株 各種指数分析による購入銘柄決定⇒2023年10月末 日本高配当株損益実績

当初「180銘柄を株式に関する指数により更に絞り込み、実際に購入する銘柄を決定していきます。」にしていましたが、11月に飛び込んでしまったので10月末の成績をアップしていきます。

ご覧になっていただけると嬉しいです。

参考になったらシェアいただけると嬉しいですƪ(˘⌣˘)ʃ
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